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2025.03.03
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木質パネルを用いた置床システム『モクユカ』を4社共同開発
株式会社ミヨシ産業(鳥取県米子市、代表取締役:谷野利宏)と、株式会社鳥取CLT(鳥取県西伯郡、代表取締役:谷野利宏)、ジャパン建材株式会社(東京都江東区、代表取締役:小川明範)、フクビ化学工業株式会社(福井県福井市、代表取締役:森克則)は、国産材100%の木質置床システム「モクユカ」を4社共同開発事業として進め2025年4月の発売を目指しております。

開発の背景
2050年カーボンニュートラルの実現に向けた取り組みのひとつとして、建築物における木造化・木質化を進めることで、炭素固定を担い、木の循環を促すことが重要となります。SDGsやESG投資などの後押しもあり、ここ数年で公共建築物を中心とした木造・木質化は増加して参りました。しかし、木造化には、コスト的な問題や技術的な課題があります。また、木質化に於いては、内装制限の制約もあり、木材利用量を増やすには、問題・課題が多くあります。
「コスト負担は少なく、国産材の利用量を増やしたい」といったニーズに応えたく、我々4社にて開発タスクフォースを組織致しました。開発ポイントは、①既製品・流通している材料を用いること。②既存技術や知見の応用。③従来のフリーアクセスフロアと同様の施工方法。としております。また、「サーキュラーエコノミー(循環経済)」の観点から、木質置床システム「モクユカ」は、回収された後も別の木質製品(パーティクルボードなど)へ生まれ変わる仕組みを考えております。木材の利用促進を進めながら、資源の循環、長期的な炭素固定へと繋がる仕組みとなります。
製品特長
- 12mm厚の木材を3層に直交して貼り合わせたことで、短所である伸縮や狂いを改善し、優れた寸法安定性となっております。
- 木材が持つ優れた保温性能や吸放湿性能、抗菌、癒しの効果など期待できます。
- 木材利用量の把握が容易となります(㎡あたり0.036㎥の木材を利用する)。
- 「化粧(A)」「野物(B)」の材面グレードと2種類の塗装仕上げをご用意しております。
- 樹脂製支柱は、軽量で搬入・施工時の負担は軽減され、より省力化された計画が可能となります。
※注意:天然木を用いておりますので、干割れや反り、汚れなど生じる場合がございます。
お問合せ先
㈱ミヨシ産業(本社:鳥取県米子市両三柳、社長:谷野利宏、業種:建築資材販売及び施工)
プレカット事業部 高野(コウノ)
✉️mail: kono@miyoshi-san.co.jp
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